2014年8月28日木曜日

ガネーシャのお祭り ガネーシャ・チャトルティ

ガネーシャのお誕生日。


家族揃って。

ガネーシャ・チャトルティ、別名ヴィナーヤカ・チャトルティ。

ガネーシャの別名がヴィナーヤカ(リーダー)だからですね。

ヒンドゥーの暦で、バードラパダという月(通常8月)の、

新月から数えて4日目が、ガネーシャ・チャトルティです。

チャトルティとは、月齢4日目の日を指す言葉です。

2014年は8月29日にあたります。


この日はインド全国で、様々な形で祝われています。

一番盛大に祝うのは、ガネーシャ信仰の強い、マハーラーシュトラ州です。

土でガネーシャの像を作り、10日間プージャーをして、

10日目に、その像を、海や川に流してしまう(ヴィサルジャナ)のです。

プージャーがされる祭壇から、ヴィサルジャナが行われる水辺までは、

日本のお神輿の行列と同様に、ガネーシャの像を神輿にして担いで、

皆で揃って掛け声を掛けながら町中を練り歩きます。


ガネーシャ・チャトルティの起源


このお祭りがインド全国に浸透した仕掛け人は、ガンガーダル・ティラックという人。

フリーダム・ファイターと呼ばれる、インドの独立運動家。

英国やクリスチャンの陰謀で、政略的に弱体されたヒンドゥー文化を、

人々の中で復興させるために、このガネーシャ・チャトルティを全国に広めたのです。


ボンベイでは10日かけて盛大に行われます。

日本でも、ガネーシャのシュローカなどを唱えながら、

障害物の無い、家庭や事業の繁栄や、人生の成功を祈ります。

ガネーシャーヤ ナマハ




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